桜風堂ものがたり 村山早紀 ~田舎町の書店の心温まる奇跡~

小説

こんにちは!

本屋さんが舞台ということで、すでにお気に入りの行きつけの本屋さんがあるとにかく本が大好き!!というあなたに是非とも読んで欲しい一冊です。

物語の主人公は、百貨店内の書店で働く青年 (月原一整) で数ある本の中から名作を掘りあてることが多く、店長から「宝さがしの月原」と呼ばれていました。

ある時、店内で万引き事件が起きて、責任をとって辞めざるをえない状況になりました。読んでいて、事件をきっかけに当事者ではない周りの人の言動がこんなに影響を与えていることが実感できて怖くなりました。

そんなことがあって本屋を辞めた一整が、桜風堂で働くことになって本当に良かったと思います。

また、この本を読んでいると地元の本屋に行きたくなりました。小さい頃から本屋さんが大好きで、お店に行くと何も見ず直行していた場所。本屋さんに行くためにそのお店に行っていました。

大変な仕事だとは思っていましたが、これほど多くのことを考えて、時間をかけてお店を作り上げていたのだと思うとさらに大好きな場所になりました。

作中に出てきて、一整が見出したかつて活躍した著名な脚本家の団先生。この作品を読んでいると彼が書いた「四月の魚」を読みたくなりました。また団先生の、本は多くの人に向けた恋文だという考えはとても素敵だなと思います。

本を好きな人にとって、本屋はとても素敵な場所。私にとっての桜風堂は、やっぱり地元の本屋さんで、本の数は他のお店に比べて多いとは言えないけれど、どんな本屋さんに行っても、やっぱり一番好きなお店です。

またこの本は、本を売る側にも書く側にも視点が向いていて、これまで知らなかった多くの大変さなどを知るきっかけになりました。

読み終わったあとに、いろいろなことに ”良かった” と思えるような一冊でした。

また、2017年本屋大賞第5位の作品でもあるので一度手にとって読んでみてはいかがでしょうか。

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