どうも!NAO(@mekun12)です。
今回は、辻村深月さんのスロウハイツの神様を紹介いたします。
辻村さんの作品に出会ったのは昨年の5月ごろでして、かなり遅咲きです。 笑
かがみの孤城という作品を読んで過去の自分や現代の自分に優しく寄り添った文章の書き方で、「この人はどれだけ文章が上手く人を救うことができるんだ!!あと、天才なんだ!!」って思い、読んでいる間は、ほんとうに有意義な時間でワクワクしました。
そんなこんなで辻村さんに出会い、他の作品も読んでみたいと思いTwitterを見ているとスロウハイツの神様を読んだ方のレビューからの充実感がすごく伝わってきました。
そこで、実際に読んでみた感想をネタバレしない程度に書かせていただきます。
この物語はスロウハイツというアパートで繰り広げられるヒューマンドラマで、アパートのオーナー赤羽環は、人気急上昇中の脚本家ですごくストイックで頑固な性格の持ち主です。
そして他の住人たちは、
・チヨダ・コーキ(超人気作家:神様)
・黒木智志(敏腕編集者:スーパークール)
・狩野壮太(漫画家の卵:友達に欲しいタイプ)
・長野正義(監督の卵:イケメン)
・森永すみれ(画家の卵:正義の彼女)
・加々美莉々亜(自称小説家:コーキのファン)
・円屋伸一(いろいろとこじらせて退居済み)
といったいわゆるクリエイターといったメンツです。
チヨダ・コーキと黒木智以外は20代中ばから後半の男女で、クリエイターという職業ということもありそれぞれに将来に対する夢や悩みを抱えて一緒に暮らしています。
また、漫画家、脚本家、小説家、監督、画家とそれぞれスタンスは違いますがそれぞれにゆずれないものであったり、尊敬や嫉妬といった感情がオブラートに包むことなく書かれています。
本音でぶつかりあえる関係の人たちと一つ屋根の下で暮らすこの環境をとてもうらやましくなりました。
この作品で注目して欲しいところはなんといっても環とコーキの関係です。
中高生に絶大な人気を誇る小説家で周りから見ると雲の上の存在ですがとても愛すべき存在で純粋培養された子供みたいなコーキと、そんなコーキのことを心から大切に思っている環の関係が詳細な情景や心情をこれでもかと書かれています。
ものがたりが進むにつれて前半から中盤にかけてはっていた伏線怒涛の勢いで回収されていき、特に終盤にかけて解き明かされる謎の数々を知っているのは読者の私たちだけなんだって思うとすごく得した気持ちになります。
それと、スロウハイツに住む住人それぞれが自分にとっての武器は何で、自分の強みを生かして必死に世界と関わっています。
そして、考え抜いた武器で勝負をして、自分はここにいるんだ!!っと1日1日を精一杯生きている。
それでも、現実は厳しくて努力が実らない時がほとんどです。
しかし、くじけて時には休むこともありますが挑戦し続ける姿はカッコイイですし胸が熱くなりました。
今、何かに挑戦をしようとしている方や日常にやるせなさのある方に特に読んでいただきたい一冊です。
あわせて読みたい
かがみの孤城 辻村深月 〜生きづらさを感じる全ての人へ〜









