こんにちは!
夏ですね…。今回紹介させていただくのも、夏が舞台ですよ!心までジリジリと感じてほしい作品です。
人間の、強さ、弱さ、愛おしさ、醜さ、ぜーんぶ感じたい人いませんか?
私は結構リアルで、人間らしさが出る作品好きなんです。現実的なお話好きな人に、この作品に出会ってほしいです!
吉田修一さんの『怒り』です。
シンプルなタイトルですが、見るからに楽しそうな話ではなさそう…(?)でもでも!少しの希望と愛も感じられます!ここは保証します!(笑)
千葉、東京、沖縄の三ヶ所がこの物語の舞台。
東京の八王子郊外、夫婦が自宅で惨殺され、犯人・山神一也が捕まらないまま逃走してから1年が経つ夏。
千葉の港町で暮らす父と娘、東京の大手企業で働くゲイ、沖縄の離島で暮らす娘の前に身元不詳の男3人がそれぞれの場所で現れる。
3人の中に犯人がいるのか、それぞれの場所でかき乱される人間関係が見どころでもあるお話!!
私の感じたことは大きく2つ!
〈「信じること」と「疑うこと」〉
友人は「信じることと疑うことにある種の美しさを感じた」とい言うほどでしたよ(笑)
「信じる」と「疑う」ことは言葉でこそ、しっかりと隔たりがありますが、実は紙一重の感情であり行動なのではないか。
いやもしかしたら、誰しも無意識のうちに信じながら疑い、疑いながら信じているのかもと思わされました。そんな繊細な感情の揺れに注目です。
〈タイトルの「怒り」について〉
そもそも普通は、怒るという感情のステップにいたるまで、それなりの出来事がありますよね!何か悔しくて怒る、何か悲しくて怒るのように。
この作品では、怒りまでのステップが深いです!深いからこそ愛をも感じられる!怒るという感情は実は「喜怒哀楽」の中で1番意味深く、時には人を圧倒させる強力な感情なんだなと思います。
是非、読んでみてください。









