海賊と呼ばれた男 百田尚樹 ~仕事にやりがいを見いだせない方へ~

小説

夏におすすめの本を紹介させていただきます。

最近やる気が出ない。仕事にやりがいを見出だせない。

そんなあなたに読んで欲しいのが、

百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」です。

この本は映画化もされ、何年か前に本屋大賞にも選ばれました。

本だけじゃなく全てにおいて感じかたや考え方は人それぞれですので賛否両論あるかと思います。

特に作者の百田尚樹さんは賛否両論分かれるかと…

でも百田さんがどうこうよりも私はこの本に出会えてよかったと思っています。

とにかく主人公の鐵造が熱い!

めちゃくちゃ熱い!!

熱い人が嫌いな人っていると思います。

熱く語る人を見ると「所詮口だけでしょ?」と冷めた目で笑ってしまうことありますよね。

でも鐵造は違うんです。

筋の通ったどこまでも熱い男。

なぜか周りの人間まで巻き込まれて、ついつい熱くなってしまう。

読んでいるだけで、なぜか私まで熱くなってしまい

「あー、明日から仕事頑張ろう!」

そう思ってしまうくらい熱い。

あらすじを簡単に…(軽くネタバレ含みます。)

鐵造が生涯を通じて熱を注ぐものは「石油」です。

石油が日本を救う!

そう信じて若い頃から情熱を捧げます。

しかし、いくつもの試練が立ちはだかります。

日本が戦争に敗戦したことで、これまで情熱を捧げてきた石油が扱えなくなり、
海外にあった62店舗と日本の6店舗のうち62店舗も無くなりました。

社員はこの大きな被害で店舗も無くなり石油も扱えないのだから当然自分たちは切られるのだろうと覚悟をしていました。

そんな時、鐵造が言った言葉は
「愚痴をやめろ!」

「直ちに建設に取りかかれ!」

「誰一人としてクビにはしない」

鐵造の会社ではクビも定年退職もタイムカードもありません。

社員は家族。家族に上記のことは必要ない。

家族だからこそ辛いときこそ支え合うもの。

だからどんなことがあろうと鐵造は社員を大切にする。

もし会社が潰れるようなことがあれば「一緒に乞食をしようじゃないか」

社長として、男として、人として器の大きさを感じ胸が熱くなりました。

そのあとも鐵造を妬む人たちからのひどい仕打ち、

第二次世界大戦での大きな被害、

海外進出の妨げ、

せっかく手に入れたタンカー(船)の消失…

いろいろな試練が起きたとしてもどんなときでも鐵造は自分を信じ、社員を信じ大切にする。

そして日本のためになることを信じ行動する。

そんな彼に周りの人間は魅了される。

読了後はまるで自分も社員として鐵造と一緒に戦ったような気持ちになりました。

上記以外にも、鐵造の妻や國岡商店の社員達、鐵造に魅せられた人達の熱い思いに
心打たれてしまう。そんな作品です。

いろいろなことに頑張ろうと思える一冊ですのでぜひ手にとってみてください。